ぶっこみ娘の徒然日記


彫刻初体験  >>

ぶっこみ!と仏師の黒柳未奈子さんが企画した彫刻キットの試作品ができました!

せっかくなので黒柳さんに教わりながら、ひと足お先に彫刻体験をしちゃいました。

私の通っていた中国の学校では、日本の学校の「図工」や「美術」にあたる授業はありましたが、絵を描くことはあっても、「彫刻」はもちろん、「版画」を作ったりすることもありませんでした。

「刃物を持つ」ことは「危ないこと」だと、親たちも反対したのではないかな?先生たちが怒られちゃいます。

なので、実は「彫刻」という言葉自体、あまり耳に馴染みがなく、「専門家にしかできないこと」というイメージがありました。

だから、彫刻は今日はじめて!
彫刻刀を握ることだけで、ドキドキします。

今回使った彫刻刀は 

彫刻刀

基本の丸刀(大、小)、平刀、三角刀、切出刀五本になります。
 

初心者にとっては難しそうですが、実際はちゃんとしたやり方があります。

まず、はじめに、木材にお地蔵さんの図を写します → それから、荒彫りで大体の形を決めて → また細かいところを写します → そして、細かく彫る。。。

黒柳先生の指導で、結構時間がかかりましたが、ジャンジャン!
初めての私でも、お地蔵さまができました(写真入り)。

でも、指が痛い!!目が疲れる!!

黒柳さんが彫った物と比べたら。。。 全然雑じゃないですか!!(苦笑)

これでもう終わりかなと思ったら、まさかな、これからの仕上がりが本番?

お地蔵さんのお顔、指や足などの輪郭を出すため、彫刻刀を変えながら、ゆっくりと細かく仕上げないといけません。

これは大変!

でも本当にできたら、なんか達成感がありそう。だって、これは世界に一つしかない自分のオリジナル仏像になりますよ!

だいぶ時間も遅くなったので、仕上げの作業は持ち帰って家でやります。

 

 
ぶっこみ娘
2012年6月17日

 

先崎宗岑さん展示会  >>

こんにちは、ぶっこみ娘です。

今日は有楽町で開催されている、仏師 先崎宗岑先生の展示会にきました。
先崎先生

作品1

展示している作品は、一つ一つ感情があり、細かいところまで表情が出ています。

作品

先生の奥さんの截金作品も一緒に置かれて、実に繊細。思わず見入っちゃいます。

会場で先生にお会いできたので、ちょっと話してみました。

先生の作品は最近、中国や台湾をはじめ、海外でも人気があるようで、向こうから色なん展示会のオファーが来ているみたいです。

実はアジア圏でも、国によって、仏像の顔や手の動きは全然違います。
たとえば、中国の仏像は吊り目が多いようです(中国人と似ているかな?)。

仏壇がないため、仏像を自宅に置く人はあまりいませんが、やはり仏教は人々の生活の中に深く根付いています。最近では、仏像に対する関心も日々高まっています。

日本の仏像も、アジアの国々とたくさん交流できるといいね。
って、近いうちに、先崎先生が海外メディアに出るかもしれませんね。

写真

先崎先生とのツーショット

 

ぶっこみ娘

2012年4月6日

仏像彫刻家 黒柳奈未子  >>

はじめまして、ぶっこみ娘です。

 

今日は、若き仏像彫刻家、黒柳奈未子さんとお話をさせて頂きました。
黒柳さんは東京藝術大学大学院美術研究科卒業した後、文学財保存学修復彫刻博士課程を修了しました。

在学中は、八大童子の矜羯羅童子像の修復像で、お仏壇のはせがわ賞を受賞しています。

私はたくさんの質問を持って、ドキドキしながら、黒柳さんの仕事場を訪ねました。

 

黒柳さんへの質問、第一問目。

「いつごろ、仏像に興味を持ちましたか?」

 

黒柳さんは幼いころ、ご家族で、よく奈良や京都のお寺に出かけましたが、

その頃はまだ、仏像に対して

 

「怖いイメージ」

 

しかありませんでした。

 

でも、大学院に入って、仏像の修復や制作に関わる中で、

畏敬される仏像もあれば、親しみを感じさせる仏像もあるということを知りました。

 

特に修復に携わったことで、

綿々と仏像を受け継ぐということの難しさや大変さを、

身をもって体感したそうです。

 

その中で、今まで守り続けた人々の祈りの重みを感じ、

次第に仏像の持っている力に引かれていきました。

 

黒柳さんが初めて作った仏像は、

八大童子の矜羯羅童子像です。

八大童子の矜羯羅童子像

「作ったというより、修復の方が正しいかな?」

と笑っていますが、

最初、作り始めた時は、すごく不安になったそうです。

 

研究室で一人、

黙々と彫ったり、

修復したりして、

いつもプレッシャーを感じて、

 

「『失敗できない!』と思っていた」

 

と言います。

 

でも研究室の皆さんが支えてくれて、

4ヵ月ぐらいで、でき上がりました。

 

「なぜ矜羯羅童子像を修復してみたかった?」

という質問には、

 

「元々矜羯羅童子像が好きだったから」

 

と即答。

 

キラキラ

でも、この話をしているとき、黒柳さんの目はキラキラしていて、本当に、矜羯羅童子像が好きなんだな~
と感じました。

 

あと、仏師の方にお会いしたら、絶対聞いてみたかった質問、

「仏像の目は最後で彫るって、本当?」

 

と聞いたところ、

 

作り方はいろいろあるんだとか?

 

「目の部分に水晶をはめこんで作られた仏像もありますし、

先に目がない状態になっていて水晶を加工して像の裏から嵌め込み、内側に瞳を描き、後ろから紙を当てるという玉眼を最後にする作り方もあります」

 

・・・なるほど・・・

 

 

ちなみに、黒柳さんは子供が大好き。

そこで、

 

「もし大学で文学財保存学修復彫刻を勉強してなかったら、

何をやっていましたか?」

 

という質問をしたところ、

 

「今は幼児園の先生になっていたかもしれない」

 

とおっしゃっていました。

 

写真

最後はツーショットまで撮らせていただきました。

本当にありがとうございました。

 

ぶっこみ娘

2012年3月26日